ふじみ野市
大井みどり動物病院
水曜休診 10時〜

2021/10/22

「62日間の入院」

貴重な2ヶ月
 
マスクの写真
 
 

 

ふじみ野市の大井みどり動物病院です。
 
 
 末期の腎不全のワンちゃんです。17歳です。
 

残念なことに、外陰部から膿の排出が始まり、子宮蓄膿症をおこしてしまいました。

 

子宮蓄膿症は手術が根本治療になりますが、この腎臓の状態では、全身麻酔は不可能です。この状態はかなり絶望的です。

 

治療をしないと、数日しかもたないでしょう。入院をして、内科的な治療をするしかありません。

 
 
複数の抗生剤、昇圧剤、静脈内輸液、強制給餌などを、集中的に行った結果、なんとか食欲と元気を取り戻しました。

 

子宮蓄膿症をかなり抑え込むことができましたが、腎機能はよくなることはないので、退院するとすぐ、具合が悪くなってします。

 

日中の入院のみにして、夜ご自宅で過ごすことを取り入れました。

 

皆昼のお仕事をされており、ご家族で協力しながら、午前と午後で、送迎を毎日続けました。

 

入院してから、62日目の夜に、ご家族が見守るなか、永眠しました。天寿でしょう。

 
 
普通62日間の入院をすることはありません。当院での今までの最大の入院期間です。
 

同じような状況だと、1週間程度しか持たないことが普通です。

 

治療をすることで、2ヶ月近く、時間を稼げたのだと思います。

 

これには「ご家族の献身さ」「本人の生命力」「獣医師の腕」が必要です。(ちなみに、入院費は決して安くありありませんが、「動物保険加入」も大きな貢献をしました。)

 

いろんな幸運が重なり、62日間になるのです。しかも、最期の直前まで、食事をとることができましたので、生活の質は悪くなかったはずです。

 

よい仕事ができたと思います。62日間時間をかせげました。獣医師になってよかったと思える瞬間です。

 


 


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