ふじみ野市
大井みどり動物病院
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2022/09/09

「うちの犬はいくらでも食べるんです」

ホメオスタシス
 
マスクの写真
 
 

 

ふじみ野市の大井みどり動物病院です。
 
 
「うちの犬はいくらでも食べるんです」 というご家族は多いです。
 

この理由をググると、犬は「食いだめ」をするから、満腹中枢が働きにくいとありました。

 
 
ごくたまに、ドライフードを盗み食いし、お腹がパンパンになるワンちゃんがいますが、「食いだめ」してるのかもしれません。
 

確かに、食べるチャンスがあれば、貯めておこうというのは、野生動物の厳しい世界では、生存に有利な性質でしょう。
 

でも、食欲について、調べると、体には体重を一定に保つ働きがあります。生き物には、いろんな体の状態を、適切に調整する能力が本来備わっています。それを「ホメオスタシス」といいます。
 

「ホメオタシス」により、自然と食欲や栄養の吸収を体が調整し、適切な体重にします。たいていの人は、あまり食事を気にしなくても、一年後の体重はだいたい一緒です。(驚くべき機能です)
 

これがうまく働けば、3日分、食いだめしたら、3日分、セーブするのが普通です。
 

でも、「毎日」3日分食べれるワンちゃんは多いと思います。その食生活を続ければ、肥満になるのは確実です。
 

犬猫の肥満に関する成書をみると、肥満の97%は人為的な要因が原因です。太るまで、食べるのであれば、飼育環境になにか問題がありそうです。
 

「ホメオスタシス」の機能を邪魔しているのは、環境要因である、ストレス、運動不足や「ペットフード」かもしれません。間違いなく、これらは一因にはなっているでしょう。
 
 
その発生する機序を考えると、様々な仮説が重い浮かびます。
 

「うちの犬はいくらでも食べるんです」は健康そうですが、実は異常かもしれません。
 

ドライフードを超加工食品と定義するなら、満腹感を得にくい可能性があります。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27125637/
 

よって、ググって、読んだ「食いだめ」をするから、満腹中枢が働きにくい、は一理ありますが、人工的な環境によるものが大きいと考えます。
 

様々な制限がありますが、犬猫の性質をよく考え、自然な食餌、自然な環境にできるだけ、近づけることで、「ホメオタシス」がうまく働き、満腹感を得やすくなり、ストレスが軽減し、健康につながると考えます。
 
 


 


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