2022/10/22
内蔵周りの脂肪
インスリンの働き
ふじみ野市の大井みどり動物病院です。
若い犬猫の避妊手術をすると、お腹の中に、すでにたくさんの脂肪があることが多いです。
見た目は、スリムであるのに、臓器の間に、写真のような、多くの脂肪が、もうすでに存在しています。
実は肥満で、人でいう、メタボリックシンドロームであり、「内臓脂肪型肥満」と類似している可能性があります。
肥満になるには、膵臓から分泌される「インスリン」が必要です。
「インスリン」は血糖を「中性脂肪」に変え、「中性脂肪」が「脂肪」になります。
生理学的事実から、原則「血糖」を増やすのは、甘いもの(主に糖質)だけ、といってよいです。
多くのドライフードは、ざっくり、半分近くが、糖質です。
肥満と運動不足の関連は低いと考えます。人の研究を考えると、運動は、健康への寄与は大きいですが、減量効果は乏しいといえます。
肥満が「カロリー過多」という単純な原因なら、減量が、こんなに難しいものである訳がありません。
人でいうと、十代なのに、すでに、メタボリックシンドロームであり、同様な食生活を今後続けていくことが、様々な慢性疾患の一因となっていく可能性もあります。
「インスリン」はそのほかにも重要な役割があり、生きていく上で必要ですが、なるべく分泌させない生活が、健康につながる可能性があります。
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