ふじみ野市
大井みどり動物病院
水曜休診 
夏季休業なし
10時〜

2020/05/24

とっちゃいましょう

皮膚のしこりの話
 
犬猫の顎の皮膚のしこり
 
 

 

 

 結論1:「しこり」は取り除いたものを検査しないと診断できない

 


 
 
「ステイホーム」でペットといる時間が長くなっているのは、喜ばしいことですね、ふじみ野市の大井みどり動物病院です。
 
 
皮膚の「しこり」が心配で、来院される方は、珍しくありません。
 
 
獣医師でも、見た目でそれを診断することはできません。
 
 
以下の対応になる動物病院が多いです。
 
 

1 様子をみる。大きくなったら検査をしましょう。
2 注射針を刺して細胞とって、顕微鏡でみる。

 
 
ここで、大事なことは、これが「悪性腫瘍」かどうかです。
 
 
悪性腫瘍なら、1はダメです。手遅れになるかもしれません。
 
 
では、2なら? でも、いろんな可能性はわかるかもしれないが、確定はほぼできない。
 
 
結局、「しこり」そのものを大きく取り除いたものを、検査しないと、それがなにかはわからないのです。
 
 
 

結論2:犬猫の皮膚を切り取ることは簡単


 
話はわかりますが、犬猫の皮膚は、人間のものと大きく構造がちがいます。
 
 
犬猫の皮膚をつまんでひっぱると、かなり、伸びます。人間にくらべると、皮膚がよく動き、ゆるゆるです。
 
 
この性質は、皮膚を切り取ることが、人に比べ、非常に簡単にできることにつながります。また、縫合するのも、簡単で、傷跡も残りにくいのです。
 
 
つまり、痛みをあまり感じることなく、皮膚の切ったり縫ったりがすぐできてしまいます。
 
 

最初に切除もご提示します。


 
 「しこり」の対応として、大井みどり動物病院は最初に、切除もご提示します。
 
 
全身麻酔はしませんが、容易にできると判断した場合、局所麻酔や超短時間の鎮静剤を使用して、切除します。
 
 
当院メスは使わず、はさみで切除するか、皮膚科用の高周波の電気メスを使います。
 
 
これらを、うまく組みわせると、鶏卵大のしこりの切除を全身麻酔なしで取ることも可能です。
 
 
注射針での細胞の検査は簡単で、気軽にできますが、それが腫瘍だった場合、その腫瘍細胞が少量でも、周囲に漏れてしまい、転移してしまうことが心配です。
 
 
それを「播種」といいますが、切除の場合はこのリスクが非常に低くなることも利点です。
 
 
腫瘍の専門家は、注射針の細胞検査のステップを踏むようですが、当院はそれと異なり、最初に切除をおすすめし、切除したしこりに針を刺し、細胞検査を行います。
 
 
 容易にとれるものであれば、切除がベストと当院は判断しています。「局所麻酔」「PSA」それと、「技」を駆使して対応します。(PSAの意味は過去ブログを参照)
 
 
それから、犬や猫は局所麻酔を使うし、このくらいは痛みは全然大したことないと、多くの経験から、断言します。
 
 
 ここに書いたことに対して、例外もありますが、「しこり」ができたら、大井みどり動物病院が対応します。お任せください。
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 


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