ふじみ野市
大井みどり動物病院
水曜休診 
夏季休業なし
10時〜

2020/07/09

猫のは、裏路地 1

尿道閉塞の話
 
犬猫の顎の皮膚のしこり
 
 

 

 開院直後の10時は非常に混み合うので、時間差来院をお勧めしています、ふじみ野市の大井みどり動物病院です。
 
今回は、猫のおしっこつまりの話です。
 
 

 
 オス猫におこる恐怖

 


 
 腎臓は「尿」という製品をつくっている工場です。原料は「血液」です。製品は「膀胱」という倉庫に保管され、「尿道」という道路を通り、出荷、つまり「排泄」されます。
 
 

「尿道閉塞」はその道路が障害物でふさがってしまうことです。道路がふさがると、倉庫が満杯になり、製品の保管場所がなくなります。その結果、工場は製品を作ることをやめてしまい、休業します。この休業が、「腎不全」です。

 
 

早く障害物をどければ、工場は、もとに戻りますが。遅れてしまうと、工場の機械の錆びは完全にはとれず、生産能力が落ちたり、最悪、再起不能になり、工場閉鎖、つまり、慢性腎不全や死を招くことがあります。

 
 


尿道は、まるで裏路地



オス猫は、この道路が特に細いのです。メスの犬猫が三車線の「高速道路」だとすると、オス犬は「幹線道路」、オス猫は「裏路地」です。したがって、ダントツにオス猫は道路が閉鎖しやすいのです。
 
 
裏路地にした神様の意図を、知るよしもありませんが、猫の小さなちんちんをみて、設計ミスではないのかと、いつも思ってしまいます。
 
 

タイムリミットは道路閉鎖から、約2日です。ですから、尿がでないときは、すぐ障害物をどける必要があるので、急いで病院に来てください。

 
 

ちなみに、似たような症状で、「膀胱炎」がありますが、こちらは、倉庫の出荷計画がおかしくなってしまうことで、普通は何回もトイレにいきます。こちらは緊急性はありません。工場から倉庫のルートが石で障害されるのが、「尿管結石」で、これは緊急性がある場合が多いです。

 
 

おしっこの色や出方がおかしいと思ったら、すぐふじみ野市の大井みどり動物病院まで。

 
 
若めのオス猫さんは、リスクが高いです、注意!
 
 

次回はパート2に続きます。

 
 


 


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