ふじみ野市
大井みどり動物病院
水曜休診 
夏季休業なし
10時〜

2020/03/14

無理におさえません

鎮静の話
 
リラックスした犬
 
 

当院は毎日PSA


 
 
こんにちは、ふじみ野市の大井みどり動物病院です。日曜日も診療しています。
 
 

 PSAとは、処置時の鎮痛と鎮静です。(ボーッとしてもらうことです)

 

わんちゃんや猫さんにとって、病院はストレスです。
 

動物病院では、保定というテクニックを使い、抑え込み、採血などの処置を行います。


たいていの処置は、看護師が保定することで、対応できますが、特に恐怖感のある猫さんなどは、手をつけられない場合があります。
 

この時、応援を呼び、2人がかりで保定したり、男性獣医師によって、強固な保定をするのが一般ですが、当院はそれはしません。
 

なぜならば、生命の危険を感じている動物を無理やり抑えこむと、危険だからです。心臓病などの持病があると、生命にかかわることも考えられます。
 

更に、さまざまな検査や処置が、スムーズにできず、データも不安定で信用できないものになりますし、時間もかかります。
 
 
 

鎮静とは麻酔薬で「ストレスフリー」にすることです。

 



当院では、積極的にPSAを行い、ウトウトしてもらいます。適切なお薬により、頭をボーッさせ、あっという間に検査が終わってしましいます。データの正確性も増します。
 

注意が必要なのは、たくさんの量の薬を使用すれば、簡単に、ぐっすり寝むりますが、呼吸や心臓が止まってしまうリスクが高くなるため、過不足ない適切な量を投与することです。また、怖がる程度や、持病の有無、得たい鎮静程度や効果時間など検討すべきいろいろなファクタにより、使う薬や量にアレンジが必要です。加えて難しいのは、個体によって、効果に差があることもあります。
 
 
鎮静は人でも、テキストは少なく、動物の医療ではまだまだ体系化されていない新しい分野です。現場で思うのは、奥が深く難しい分野ですが、今後、動物病院では今よりずっと、一般的になっていくはずです。
 

当院ではほぼ毎日、ちょっと未来の医療常識である、PSAを行っています。ストレスフリーで、安全でやさしい医療を目指しています。
 
 


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