2020/05/03
細胞の美しさ
1000倍の世界
意外とむずかしい
あなたのペットライフをお手伝いします。ふじみ野市の大井みどり動物病院です。
上の写真は1000倍に拡大した顕微鏡の写真です。リンパ腫という病気のワンちゃんのリンパ節に注射針を刺して、採取したリンパ球です。
この細胞はこわれやすく、崩れてしまう場合が多いので、標本を作成するときには少々コツがいります
少量の細胞をガラスの上にとり、薄く塗り、染色を行います。 染色にも技が必要です。
このような標本を毎日作成しています。
美しい標本は正しい診断へ!
単純な検査ですが、奥が深い検査です。これだけで、確定診断ができることは少なく、情報量が多く、かなり抽象的な検査です。
急性か慢性か、腫瘍かどうか、出血があるか、化膿があるか、脱水症があるか、菌がいるか、内分泌の病気がないか、など、いろいろな予想ができます。
ただし、汚く、細胞が壊れていたり、分厚い標本、簡易染色などの場合は、情報量が極端に少なくなってしまい、誤診につながることもあります。
ですので、いかにきれいな標本を作成するかが非常に大切です。それは言い換えると美しい標本であり、正確な診断に大きく役立ちます。
この検査では、いわば、「細胞の顔」とその数や割合を読みます。定性的な検査であり、定量的な検査です。
目立たない、地味な検査ですが、標本一枚にも、入魂し、作成している、大井みどり動物病院です。
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