2021/03/22
PCR検査について一言
正しい使用を
動物病院でも利用します。
ふじみ野市の大井みどり動物病院です。
PCR検査は新型コロナウイルス感染症だけで行うのではありません。様々な感染症の診断に活用されています。
PCR検査の原理は、キャリー・マリス氏が開発しました。その功績により、ノーベル化学賞を受賞しました。この素晴らしい検査を、動物病院でも活用しています。
当院では、いわゆる、「猫伝染性腹膜炎」以外、臨床的に診断が大切で、直接命に関わるような、感染症は、ほとんどありません。
したがって、当院では、PCR検査をすることはあまりありません。
また、このPCR検査だけで、診断することはありません。様々な症状や検査データにより、総合的に判断します。むしろ、あまりPCR検査を頼りにはせず、その感染症であるであろうという場合に、その確認のために、使用します。
つまり、PCR検査陽性だからと言って、その感染症を発症しているとは言えないのです。逆に、陰性だから、発症してないとも言えません。
更に、その感染症でない場合でも、PCR検査をすると、ある程度、陽性と判定されてしまいます。(日本は諸外国にくらべ、新型コロナウイルス感染症のCT値を高く設定しているので、よりその傾向があるかもしれません。)
ようするに、PCR陽性だから、その病気とは限らない。感染症の診断も、様々な角度から、判断し、確定するものです。
PCR陽性なら感染者だとする風潮が強いように思います。正しい、感染者数を知りたいと願います。
先日、マリス氏は亡くなりましたが、正しく、PCR検査が正しく有効に、利用されてることを、きっと、願っているでしょう。
受付時間
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:50-12:45 | ○ | ○ | 休 | ○ | ○ | ○ | ○ |
15:50-18:45 | ○ | ○ | 休 | ○ | ○ | ○ | ○ |
水曜休診
夏季休業なし
12月30日から1月3日休診